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省エネ性から見るエアコンの選び方

 

 エアコンにはさまざまな種類があり、値段の高いものから安いものまで、はたまた、空気清浄機が搭載されたものまであります。その中で今回は本体の値段と経済性に絞って同様に選んでいくのかをご紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 現在家電量販店で売られているエアコンには約5種類前後のメーカーがあります。それぞれ、違いに関して詳しくは言及しませんが、当然エアコン本体の値段が上がれば、省エネ効率が上がります。エアコンの省エネ効率を評価する指標として、APFという指数が用いられます。この数値が高ければ高いほど、省エネ効率が高いことを示します。大体の目安として、5.0~6.0ならば普通程度、6.0を超えてくると良いということになります。エアコンの畳数にも異なってきます。

 

 

 

 

 ここで、すべてのメーカーで共通していることは、エアコンはグレード別に分けられており、価格帯というものもあります。俗にいう、廉価版、お買い求めやすい価格帯になっている商品というのは、安いグレードに値します。6畳用でAPFが5.8というのが基本で、安いグレード同士を比較してもこの数値は会社によってそう変わるものではないです。そして、畳数が上がるにつれて、APFは低下していき、14畳用では4.9前後にまで低下してしまいます。たいてい、安いグレードの商品は14畳用までしかありません。その理由として、国の省エネ基準を満たすことができなくなるためです。省エネ効率を上げるには当然より高性能なシステムを使わなければなりません。それでは、値段を安くすることができなくなってしまうため、大体この程度の大きさで打ち切りとなります。金額に関しては、6畳用で、6万円前後の価格帯になります。14畳用で12万円あたりでしょうか。

 

 

 

 

 一方で、高いグレードのエアコンに関してはどうでしょうか。6畳用でAPFが7.0あたり、18畳あたりまで、APFが6.5ぐらいになります。ものすごい違いですね。具体的な数値として例を挙げてみましょう。同じ14畳用エアコンで、冷房能力4.0Kwを出力するときの消費電力を比べてみます。安いグレードのものが1660W、高いグレードのものが960Wとなります。実に700Wも違ってくるのです。大きな部屋になればなるほど、この消費電力の差は大きくなります。エアコン本体の価格はどうでしょうか。一般小売販売価格で、6畳用でも15万以上かかります。14畳用だと、20万円はするでしょう。一番大きなモデルで29畳用まであるので、リビングが大きく、エアコンを一台しか設置できない状況だった場合、高いグレードのものを買わざるを得ません。

 

 

 ここからは個人の見解ですが、この価格と経済性を考えたとき、省エネを目的にエアコンを買うのであれば、リビング用のエアコンだけにしておくほうがいいかもしれません。一般的にエアコンにお金をかけたくない人がほとんどです。リビング用は負荷が大きく、消費電力にかなりの差が出ますから、高いグレードのほうがいいです。ましてや、畳数が大きいものになってくると機能と省エネ性の観点からお買い得になってきます。部屋用は、負荷が少なく、安いグレードのものでも問題ないと思います。

 

 

 

 

 

 

次のパターンはどうでしょうか。リビングが大きくて、エアコンを2台設置できる場合はどうしますか。リビングの大きさが23畳あるとします。答えはずばり、23畳エアコンを一台導入するということです。決して12畳エアコンを二台導入するということは控えていただきたいです。どうしてか。まず料金面から。12畳エアコンの一番安いもので小売店価格12万円、二台で24万円。高性能エアコン23畳用で、一台27万円から30万円。三万円しか変わらないのです。二つの省エネ効率の差でたちまちこの金額差はランニングコストで埋められるでしょう。また、機能面でも廉価版と高いグレードのもので明らかに違います。なので、この場合、23畳用エアコンを買うべきだといえます。

 

 

 

 

ここで疑問だと思う人がいるかもしれません。元は取れるのかどうかということです。結論から申し上げますと、寝室のような小さな部屋でも、リビングのような大きな部屋でも、高いグレードのエアコンを導入すれば、電気代でも元が取れます。なので、小さい部屋に関してもよいエアコンを本来であれば買うべきです。ただ、小さな部屋だと10年使って、1万円ちょっとぐらいしかお得にならないケースもあり、初期投資の大きさを考えたとき、安めのモノのほうが心理的に満足するという結論になります。家電というものにこだわる人はそんなにいないでしょうから、お金をかけるのがもったいないと感じるでしょう。心理的な満足感と、効率性の観点からするとやはり、何度も申し上げますが、大きな部屋だけは良いグレードのものを買うほうがよいということです。